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薄毛の悩みに“希望の光”…! 髪の毛を再生する「研究最前線」は“ここまで”来ている!

「薄毛・脱毛症を最新の科学で克服する」

多くの人が悩む「薄毛」や「脱毛症」に対して、そう語るのは理化学研究所の研究者、辻孝チームリーダーだ。いまも育毛剤や植毛など様々な方法が存在するが、より抜本的な解決を目指して「再生医療」からアプローチを進めている。人類はいつになったら薄毛や脱毛症を完全に“克服”できるのか。辻チームリーダーの描くビジョンとは…

患者1800万人の衝撃、「たかが髪、されど髪」

いま、男性型脱毛症で悩む方は国内で1800万人と言われています。女性型脱毛症は600万人、円形脱毛症は12万から24万人、瘢痕、熱傷性脱毛症は101万人の患者がいるとされます。「たかが髪のこと」と思われる方もいるかもしれません。しかし薄毛、脱毛症の方にとっては想像している以上に深刻な問題です。

薄毛を意識している方々の多くは、一般的に、「頭ばかり見られているのでは」「自信をもって人と接することができない」など、ストレスやコンプレックスから精神的な影響や行動にも影響が出ると言われています。

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また、薄毛を「経済」という別の視点からとらえることもできます。薄毛への対処は、古来より帽子やかつら、髪型を変えるなど多くの方法が知られており、現在でもその改善や治療には大きなマーケットがあります。

グローバルなマーケットでは、2017年の1年間で発毛・育毛市場が1兆円、かつら・ウィッグ市場が2兆円、植毛市場が5000億円の規模とされ、2028年には倍増すると言われています。

 

脱毛症は、様々な疾患やけがなどにより引き起こされ、冒頭でも触れましたが、外見上の印象から社会性を左右するシンボルであるため、QOL(生活の質)に大きな影響を与えます。私たちは「抜本的な解決」に向けて、自分の専門分野である「再生医療」の開発が必要、かつ期待されている分野だと考えています。

そして私たち自身の研究を元にした毛髪の再生医療の「実用化」について申し上げると、今は“5合目”の状態です。チャレンジしていることは何か、どこまで実現しているのか、そして将来の展望についてお話したいと思います。

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