2021.04.17
# マンガ

大ヒット漫画家が、なぜか「紙の書籍」と「書店」にこだわる“深いワケ”

『黙示録の四騎士』作者・鈴木央が語る
鈴木 央

紙の書籍の文化をより一層盛り上げたい!

――『黙示録の四騎士』でもオマケページがあるのでしょうか。

余白ページのある限りは、じゃんじゃんと描き足していますよ! やっぱり、雑誌を読んで応援してくれている方にまだ読んだことのないページを提供したいですね。子供の頃に好きだった漫画にオマケページがあると本当に嬉しかったので。その内容が物語本編とは関係のない作者さん自身のエッセイ漫画でも楽しかったですもん(笑)。あ! 『黙示録の四騎士』のオマケページでは、ちゃんとパーシバルが出ますよ! それに、『黙示録の四騎士』でも『七つの大罪』から続いてイラスト募集企画も行うのですが、読者さんとのコミュニケーションも楽しみたいなと思っています。他にも「こんな企画をやってほしい」というお声を頂けば、ぜひそれをやりたいなと思っているので、教えてくださいね!

――コロナ禍の中ではじまった新連載(2020年1月発売の『週刊少年マガジン』から開始)でしたが、このような時勢だからこそ大変だったことなどありますか?

一番の大きな変化は、打ち合わせ後の毎週の飲み会がなくなったことですね。連載がはじまってから、まだ一回も飲みにいけてないんです…。『七つの大罪』連載時は、打ち合わせが終わったあとに毎週のように飲んでいました。意外とお酒の席からいいアイデアが生まれることもあったりで本当に楽しいんですよね。なので、この状況が一刻も早く落ち着いて欲しいです。

――電子版の『七つの大罪』24巻分も無料にするなど、央先生の作品の届け方にも変化がありました。

書店に行きたくても行けない、また書籍を買いたくても買えない方がたくさんいらっしゃると考え、そのような決断に至りました。様々な方が大変な思いをされている中で、少しでも作品が心の拠り所になれたのなら光栄です。無料公開期間では、これまで作品を読んだことがなかった方の声も聞くことができたのも嬉しかったです。
ただ、無料公開期間を経て、電子版で作品を知っていただいた方に「書店に足を運んでもらいたい」、「書店さんを大事にしたい」という思いが一層強くなりました。

 

――「書店さんを大事にしたい」という思われる大きな理由は何なのでしょうか?

やはり、自分自身が紙の書籍が好きなこと、その素晴らしさが一人でも多くの方に届いて欲しいと思うからです。また、これまでサイン会などでお邪魔した書店さんからの応援への感謝の念も大きいです。サイン色紙を飾ってくださったり、棚を大きく展開してくださったり、「こんなに応援していただけるんだ」という印象が強く自分の中に残っています。いくつかの書店さんとはサイン会終わりにお酒の席もご一緒させていただいたのですが、本の話で盛り上がってとても楽しかったですね(笑)。

――なるほど。最後に、全国の書店さんに向けてメッセージがあればお願いします。

いつもお世話になっています! 最近は作品が電子書籍で読まれる機会が多くなってきていますが、これからも紙の書籍の文化は続くものですし、一層盛り上げたいと考えています! 引き続き、皆さんに応援していただける作品を創れるよう精進いたします。よろしくお願いします!

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