2021.04.17
# マンガ

大ヒット漫画家が、なぜか「紙の書籍」と「書店」にこだわる“深いワケ”

『黙示録の四騎士』作者・鈴木央が語る
鈴木 央

「楽しい!」だから、原稿制作は紙とペンのみで描く

――書店にもよく行かれるのですか?

原稿制作の合間によく行きます。書店に行くと、図鑑や辞書といった大きい書籍が特に欲しくなります! 資料用などに購入することが多いですが、実際に手に取り「こんな本があるんだ」と知るだけでワクワクします。小説なども、大きな棚にずらっと並んでいるタイトルは壮観ですよね。テーマパークのようで、とてもウキウキします。

――原稿の制作も紙とペンのみで制作されているとお聞きしました。

そうですね! 紙とペンじゃないと漫画を描いている感じがしないです(笑)。デビュー当時から一貫して紙とペンなので、もう体の一部みたいなものです。

だけど最近、悩みがあって…。これまでずっと使ってきたトーンやコピックがどんどん廃盤になっているんです! それに、普段はFAXで編集の方とやり取りしているのですが、新しいFAX機がどこにも売っていない! なので、物理的に漫画を描くことを辞めざるを得ないかも…(笑)。でも、紙とペンまではなくならないと思うので、一生描き続けると思います!

 

――たしかアシスタントさんもいらっしゃらず、お一人で原稿を制作されていますよね?

アシスタントをお願いしていないのも、実は天邪鬼な性格がきっかけなんですよね(笑)。新人の頃の担当編集の方に「アシスタントがいないとやっていけないよ」と言われたので「アシスタントなしでもやれますよ‼」と半ばやけっぱちで始めたら、今日までそれが続いています。一人で創るとゲーム休憩を挟みながら仕事ができますし、酒も飲めるし、実はやりやすかった(笑)。

――アシスタントさんも入れずに、線の一本一本をペンで描く。かつ、それを週刊ペースでというのはものすごく大変だと思います。「つらい」と思ったことなどなかったのですか。

ないですね。そもそも、子供の頃だと「漫画ばかり描いてるんじゃないよ!」って怒られたのに、今はそれを仕事にできているのってとても幸せだと思うんですよね。

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