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コロナ禍で「交通事故」が大幅に減少!でも手放しに喜んでいられないワケ

高齢者の免許証返納は…

前年比19%の減少

新型コロナウイルスの感染拡大は、経済、社会、生活など様々な面で災厄をもたらした。

しかしながら、僥倖となったこともある。20年の交通事故が大きく減少したのだ。しかし、一方では高齢者の免許証返納が初めて減少に転じるといった残念な現象も起こった。

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20年の交通事故発生件数は30万9178件となり、前年比で19.0%減少し、04年の95万2720件から16年連続の減少となった。

死者数も2839人と前年比で11.7%の減少となった。これは15年の4117人から5年連続の減少で、4年連続で戦後最少を更新して初めて3000人を下回った。

20年の交通事故発生件数、死者数が大幅に減少した背景には、新型コロナの感染拡大防止のため、政府の緊急事態宣言、不要不急の外出自粛、県を跨いだ移動の自粛など、人の移動の抑制がある。

20年の月別死傷者数(前年比)を見ると、死傷者数は4、5月に大きく減少していることがわかる。4月は前年比で43.9%の減少、5月は38.8%の減少となった。

1年を通じて、前年比で増加した月はなく、2、12月以外の月は2ケタ以上の減少となった(表1。以下、図表はすべて警察庁資料から筆者作成)

警察庁によると、4、5月には重傷者が顕著に減少し、5、6月には高速道路における死者数が減少した。都道府県警察が保有する車両感知器による各月第3週水曜日の交通量を算出すると、3~6月に交通量が大幅に減少した。

 

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