さて、今回も、とわ子のもとにはさまざまな“ままならなさ”が降りかかる。しかし、とわ子と元夫たちからは、それらを笑い飛ばせるたくましさが感じられ、この1年以上続くコロナ禍のなか、癒やしや救いになってくれそうな予感がする。松さんに、コロナ禍での生活について聞いてみると……。

「(最初の)自粛期間中、『このままこの状態が続いたとして、あるとき“さぁどうぞお芝居してください”と言われたら、自分はできるのかな』と思ったことがありました。ほかの俳優さんたちはどんなことを考えながら過ごしているのかな、とも。でも、悩んでいても、文句を言っていても、同じように時間は過ぎていくんだなぁと思ったら、とにかくコツコツ日々を過ごしていくしかないな、と思うようになりました。私自身は、何かの『術』を身につけている自覚はないのですが、どんな状態にあっても、どんな人にも同じように時間は過ぎていく、ということを、少し強く感じるようになったかもしれません」

コロナ禍が続く先行きの見えない重苦しい時期こそ、笑いやユーモアが生きる上で必要だと再確認した人は多いだろう。今回のドラマで、コメディエンヌとしての魅力に注目が集まりそうだが、松さんは笑いに救われた経験はあるのだろうか。

「人を笑わせる芸人さんたちは、本当にすごいなと思います。私が好きなのは、うまいなぁーと思うような方だけでなく、体を張っている方とか、声が大きい、とか。シンプルに面白い(元気な?)方たちが多いかもしれません。『有吉の壁』『笑点』は、娘とよく観ます」

とわ子の“日常”はとてもリアルで、だからこそおかしみに溢れている。そこにほんものの生活、ほんものの人生が感じられるのだ。