アメリカ・テキサス在住の日本人女性のシノブさんは、お友達のナルミさんと一緒にやっているPodcast「シノブとナルミの毒舌アメリカンライフ」が人気で、「JAPAN PODCAST AWARDS 2020」のリスナーズ・チョイスにも選出されており、シノブさんが3人の子どもたちから英語の毒舌指導を受けているYouTubeチャンネル「Braisians」もユーモアたっぷりで、フォロワーが8万人以上います。

今回、そんなシノブさんがアメリカの子育ての中でカルチャーショックと共に学んだことについて綴ってくれました。

※以下、シノブさんによる寄稿。

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娘の誕生日会で夫婦のバトルが勃発

19年前、長女が2歳のときに渡米し、それから次女と長男が生まれ、子育てのほとんどをアメリカで経験しています。アメリカで暮らしはじめてから2年目の頃、私にとって歴代トップ3に入るくらいのカルチャーショックがありました。

それは長女のエリカの4歳の誕生日の日、自宅で誕生日会を開いて大勢のお友達を招いたときのこと。

エリカの4歳の誕生日会(写真:筆者提供)

エリカの部屋でドールハウスを見つけたお友達が、これで遊びたい! と言い始めました。でも、そのドールハウスはエリカがとても大事にしているもので、玄関のドアのチャイムが鳴ったり、バスタブにジャーっと音が出る仕掛けがあったりと、なかなか凝った作りのものだったのです。乱暴に扱われたら壊れてしまうことを心配したエリカは、「これで遊びたくない!」と言って嫌がり、険悪なムードになってしまいました。

そこですかさず私は、「せっかくみんなが来てくれているんだから、一緒に仲良く遊びましょう。Sharing is caring(分け合うことは思いやること、というアメリカの諺)でしょ?なんて言ってフォロー。しかし、そんな私の行動に異を唱える者がいました。当時のアメリカ人の夫です(のちに離婚し、いまはイギリス人の夫がいます)。

遠くからその様子を見ていた元夫は近くにくると、みんなの前でエリカにこう言ったのです。

「エリカ、イヤならシェアしなくていいんだよ」

その言葉に、私は顎が落ちそうになりました。娘の誕生日にわざわざ集まってくれているお友達の前で、何てこと言ってくれちゃってるの〜!?と。