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デジタル格差ーーコロナ緊急融資審査に4ヵ月の日本、60秒のイギリス

これが「オープンバンキング」の威力

コロナに対処して緊急融資が行われたが、融資が受けられるまで4ヵ月もかかる状態だった。ところが、イギリスでは、わずか60秒で審査ができるサービスが開発された。これは、銀行のデータをIT企業が利用する「オープンバンキング」の成果だ。日本ではコロナ対策の金額ばかりが強調されるが、スピードも重要な要件だ。4ヵ月もかかっては、待っている間に倒産してしまう。

緊急融資なのに審査に4ヵ月かかる

昨年春、新型コロナの影響で経済活動が急激に落込み、企業の手許現金が枯渇した。これに対処して、政府金融機関などによる緊急融資が行なわれた。

日本政策金融公庫HPより

日本政策金融公庫では、「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を行なった。ところが、窓口には融資申請が殺到。このため、審査に長時間かかる事態になってしまった。

4月には、審査の受付に2ヵ月も待たなければならないという状態だった。5月ごろには、およそつぎのような状況だった。

・申し込みから電話のヒアリングまで1ヵ月~1ヵ月半
・電話のヒアリングから融資決定の連絡まで1ヵ月~1ヵ月半
・融資決定の連絡から実行まで半月程度

したがって、申し込んでから融資を受けられるまで、2ヵ月半程度。長いと、4ヵ月近くかかった。

他の緊急融資プログラムでも、似たような状況だった。例えば、市区町村の社会福祉協議会が窓口となって「緊急小口資金」と「総合支援資金」の特例貸し付けが行なわれた。

 

これらは、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯を対象とした無利子貸し付け制度だ。

しかし、申し込みが殺到したため、審査が追いつかず、入金まで2ヵ月もかかるケースもあった。

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