食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。飲食店を経営するなど、ミュージシャンの枠を超え、料理に造詣が深いホフディランの小宮山雄飛さん。鶏肉にもこだわりがあり、「一番好き」と断言する鶏肉専門店をご紹介します。

小宮山さんのおすすめグルメ一覧▶︎

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五反田で鶏肉一筋73年、
鮮度抜群の鶏肉・鶏惣菜に感動

僕は鶏肉はスーパーでは買わず、必ず鶏肉専門店で買うようにしています

味が良いのはもちろんですが、使い方に合わせてお肉をカットしてくれたり、レバー、砂肝、鶏もつ、手羽元、こ肉などなど様々な種類が揃っているのもうれしい」と、鶏肉への強いこだわりを見せる雄飛さんが信頼を置く店があります。それは……。

鶏肉専門店の中でも僕が一番好きで通っているのが五反田の『信濃屋』さんです

創業72年になる鶏肉の販売・卸、鶏肉の惣菜・弁当を販売する精肉店。五反田駅西口から歩くこと3分、目黒川沿いに店はあります。通りを歩いていると、唐揚げを揚げる香りや焼き鳥を焼く香ばしい香りが漂い、すーっと吸い寄せられていきます。

毎朝、産地から届く鶏をお店で一羽一羽さばいているのが美味しさの秘訣。こちらで買った鶏肉は、ただ塩をふって焼いただけでもめちゃくちゃ美味しい! ただ焼いただけでこんなに美味しいと、むしろ料理する気を失うほど(笑)」

取り扱う鶏肉は、鳥取の大山どり、山梨の信玄鶏がメイン。雄飛さんがおっしゃる通り、店内では数人のスタッフが正肉、内臓と手分けして手際よくさばきます。その数、1日平均250羽。

創業から手作業でさばき続けているのは、産地で機械解体するとお店へ届くまでに鮮度が落ち、肉の旨みが逃げてしまうから。お店で肉を傷つけないように、丁寧にさばくことで新鮮で旨みの詰まった鶏肉が提供できるのです。

さらに唐揚げやメンチ、チキンカツなどの惣菜がどれも美味しいので、鶏肉を買う時に一緒に購入し、料理している間にそれらを食べるというのが僕の定番。揚げ物はなんと鶏の油で揚げているそうで、冷めても美味しいのが特徴です」

そう、新鮮な鶏肉で作る惣菜もまた評判。お店の正面には惣菜やお弁当、脇に回ると生肉の売り場があります。昼時は、近隣の住民や働く方が弁当を買いに、夕飯どきにはお肉や惣菜を買いに、ひっきりなしに訪れる。毎日来る方もいるほど、五反田住民の生活に欠かせない存在です。

さて、雄飛さんが料理中に本気の“つまみ食い”をしてしまう惣菜たち。お店で人気を集めているのが「とりのメンチ」

とりのメンチ 1個¥150

珍しい鶏肉のメンチカツは、タネがなんと自家製のつくね。牛肉のメンチカツのように味はしっかりしていますが、鶏なのでさっぱり。薄衣で外がかりっ、しかも鶏油で揚げているからしつこくありません。

数に限りがある商品のため、ひとり5個までの制限あり。開店の朝9時に行けば買えるが予約(前日まで可。土曜は不可)が確実。

若どり唐揚 100g(3個くらい)¥220

唐揚げは、モモを多めにムネと2種類を混合で入れてくれます。皮付きでジューシー。それでいて生姜がきいているのでくどくない。冷めても味がしっかりしているのは、さすが惣菜店といったところ。

ちなみに、弁当もあり、5〜6個入って520円。安い!

ジャンボチキンカツ 1枚¥400 右の唐揚げと比較するとその大きさがわかる!

ジャンボチキンカツは名前の通り、その大きさが成人男性の手のひら以上はあるビッグサイズ。それもそのはず、開いたムネ肉を揚げているのです。

塩で食べて肉の味わいを楽しむもよし、卵とじにして丼としてご飯に、カツ煮にして酒のつまみとして楽しむもよし。いろいろな食べ方ができるのもポイント。ただ大きいだけでなく、厚みにも驚愕。お値段以上のコスパが高い一品です