今や、男女の出会いの主流となった「マッチングアプリ」。

スマホ一つで相手を探せるという利便性は、出会い方だけでなく男女関係そのものにも大きな変化をもたらしたようです。

現実は小説より奇なり。当連載では欲望渦巻くマッチングアプリの「リアル」を徹底取材しました。

今回は、「自己プロデュース力の高い男」に幻滅した独身女子の実録です。

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プロフィールを「盛る」ヤバい男

【プロフィール】
名前:美緒(仮名)
年齢30歳
職業:外資系ラグジュアリーブランド勤務
ステータス:独身
マッチングアプリ使用歴:約3年

「マッチングアプリはだいぶ前から使ってます。登録したばかりの頃は出会いの多さに驚いたし、今もちょくちょく覗いてはいますが……最近はあまり期待しないようにしてます」

美緒はカフェラテを両手で包み込みながら、浮かない顔で語り始めた。

艶やかなロングヘアが彼女の口調に合わせて揺れる。少し怒ったような表情も強気な喋り方も魅力的に見える美人だった。ラグジュアリーブランド勤務というだけあり、身につけている物も高級感があり華やかだ。

けれど最近はこうした若い女性でもなかなか良い出会いがないと言うから不思議でならない。

「よく男性側からマッチングアプリで出会った女の子は実物と顔が違うとかよく言うじゃないですか。でも最近は男性でもプロフィールを盛ってるヤバい人が多い気がします」

美緒はスマホを取り出すと素早く指をスライドさせマッチングアプリの画面を差し出す。

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そこには品の良いスーツ姿の男性が、高級車と思しきオープンカーの運転席で爽やかに微笑んでいた。

「この人。一見素敵な男性に見えますよね? でもアプリのプロフィールと実物が全然違かったんです。私、デートでキレたのは初めての経験でした……」