愛している、ということを
思うだけじゃなく「伝えたい」

産まれてから、息子への思いは変わりません。でも、思っているだけでは伝わらない時もある。

それからは、ご飯作りはほどほどに、時には寝るのが遅くなってもいいからのんびりとベッドで過ごし、「ママのところに生まれてきてくれてありがとう!」と抱きしめながら寝る。
でも、現実問題、どうしても、帰宅後、家でやらなくてはいけないことが山積です。
ならば、“言葉”で伝えよう!

息子に話しかけられれば「なあに? ママの可愛い子ちゃん!」と返答したり、息子が不機嫌な時は「ママの宝物、可愛いお顔を見せて」と頭をなでなでしながら顔をのぞき込んだり、大きな口で一生懸命夕食を食べる姿が愛おしいから「なんでそんなに可愛いの~!」と、感嘆の声と共に見つめてみたり。今まで心で思っていたことを、思うだけでなく、スキンシップとともに“言葉”にして伝えよう!

その後、帰宅を激しく拒否されることはなくなりました。
その言葉がけが良かったのかは分かりません。
そもそも、あの数日、なんで息子が帰宅拒否をしたのか、それすら真実は分かりません。
でも「僕はお母さんの宝物、一番大事なんでしょ!」と、私の思いは息子に届いている模様。

お兄ちゃんたちにいつもどうしても混ざりたい三男。写真提供/中村仁美

何をおいてもまずは、ちゃんと愛情が伝わっているかなんだ、とマインドチェンジをすると、心にチクっと刺さり続けていたトゲは、気づけばどこかへ。
そして、子育ては以前より、ほんの少しだけですが、シンプルに感じられるようになりました。

長男はもう少年。
だんだんと、そんなやり取も気恥ずかしさとともに減ってきてしまっている今日この頃。
また別の手段を模索しなくては……。

4月から環境が変わる方も変わらない方も、周りの雑音は気にせずに、時にはスローペースで……ご自愛くださいませ。

中村さんの今までの連載はこちら