大切なのは心を満たす食べ方

体型キープが上手な人は、「たくさん食べてもOK」という観点では食事を選びません。「ヘルシーだから」ではなく、「1日に必要な栄養を摂るには?」の観点で食事を選んでいます。1日に必要な栄養素を摂取できると、自然とお腹も心も満たされるからです。

満たされない心を食べることで満たしていた七瀬さん。まだマックスの体重ではない頃 写真提供/七瀬葉
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とくに心を満たしてくれる食材は、たんぱく質。「ヘルシー」を心がけているダイエッターの食事に不足しがちな栄養素です。心を安定させるために脳内で分泌される物質の代表、セロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンから合成されます。そこで、必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質が必要となるのですが、たんぱく質は体内に貯められないので、食事から毎日取り入れなければならないのです。

また、たっぷりのたんぱく質は、満足感と満腹感を高めてくれます。一方でスナックや菓子パンといったエンプティカロリー(カロリーばかりあり、栄養に乏しい食べ物)は、食べても食べても満腹感が得られず、つい食べすぎてしまうことに。無駄なカロリーを摂りすぎないためにも、満足感と満腹感を得られるカロリー(=たんぱく質)を摂ったほうがお得です。魚介類や肉類、豆類、卵などを三食でバランスよく食べられるようになると、自然とお腹も心も満たされていくはずです。

「たくさん食べたい」より、「心地よく食べる」「自分に必要な栄養を摂る」が楽しくなっていくと、食生活は大きく変化する。それには「思考法」の変化が大切だ Photo by iStock

頑張ってもやせられない思考(2)
「これは太るからダメ」

早くやせたいから、あれもこれも我慢。「これは太るからダメ」と、いつもため息。食べられないものを数えて、毎日テンションを下げている人は要注意。「ダイエット中は我慢ばかりだから……」とストレスを溜めてしまう人は、心が満たされにくくなっていて、その結果、ドカ食いにつながりやすくなってしまいます。ただ、だからといって頻繁に自分にご褒美を用意してしまうのもダイエットのゴールが遠ざかります。

ダイエットに成功する人に共通しているのは、ダイエットにプラスになる食材やメニューを選ぶことそのものを楽しんでいることです。たとえば、魚介類は身体に負担がかかる脂質も少なく、高たんぱく質。種類も豊富で、季節ごとの楽しみも得られます。「サラダチキンしか食べられない……」と嘆いてワンパターンな食事にため息をつくのでなく、季節ならではの食材を香り豊かなお塩やハーブで楽しむなど、工夫できる人は楽しくどんどんやせていきます。