三浦春馬さんの故郷の映画館で…

4月5日は、昨年7月に突如天国へ旅立ってしまった三浦春馬さんの31回目の誕生日。みんなでお祝いしようと、誕生日前後も含め、最新の主演作『天外者』や最初の主人公作品『森の学校』の特別上映、ファンの有志による企画が各地で行われている。

春馬さんの故郷・茨城県土浦市にある「土浦セントラルシネマズ」は、春馬さんが舞台挨拶をしたり、撮影の合間に立ち寄ったり、ゆかりのある映画館だ。筆者は土浦市内の高校を卒業していて、子供の頃にセントラルで映画を見たこともある。

4日から5日にかけて、『森の学校』の西垣吉春監督がセントラルに駆けつけ、春馬さんの思い出を語る。6日には『天外者(てんがらもん)』の田中光敏監督も来場する。

そこで、改めて三浦春馬さんの「故郷の映画館」のエピソードをお伝えする。

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監督が語る思い出に涙

春馬さんが少年時代に主人公を演じた映画『森の学校』(西垣吉春監督、2002年)。霊長類学者・河合雅雄さんの自伝的小説「少年動物誌」が原作で、昭和10年代の丹波篠山を舞台に、子供たちが周りの大人に叱られながら、セミや魚を追いかけ、木に登って遊び、ケンカする。動物や友達、祖母とのかかわりを通して、生と死・出会いと別れを経験する様子が、美しい自然とともに映し出される。公開当時、出身地ということで、土浦セントラルシネマズでの舞台挨拶に、春馬さんも登場した。

初めて主人公を演じた三浦春馬さん ©️2002森の学校製作委員会

その縁もあり、セントラルの社長・寺内龍地さん(66)が昨年、春馬さんの急逝を受けて、西垣監督にすぐ連絡した。「追悼で上映したいですと。ところがフィルムしかなく、私たちの映画館はデジタル化してフィルムの映写機は外してしまっていました。諦めていたら、デジタル化したのでやってよ、と監督から連絡があり、今年1月から上映しています」

春馬さんの誕生日前日の4日には、およそ300人のファンが、セントラルで『森の学校』や『天外者』を鑑賞した。京都から駆けつけた西垣監督らが登場し、春馬さんの思い出を語ると、ファンは涙を流したという。5日も同様の舞台挨拶があり、6日には、『天外者』の田中光敏監督が来館する予定だ。