佐藤千亜妃さんとカツセマサヒコさん

東京を歌った名曲の数々…なぜきのこ帝国の「東京」は特別なのか

佐藤千亜妃×カツセマサヒコ(1)

4月8日に新曲「カタワレ」を配信リリースした佐藤千亜妃さん。この楽曲は、鈴木亮平さん主演の連続ドラマ「レンアイ漫画家」(フジテレビ系、木曜22時)の主題歌として書き下ろされた。

3月には約1年ぶりとなる配信シングル「」をリリースし、新しいアルバムへの期待も高まっているところだ。また、映画『花束みたいな恋をした』に佐藤さんがボーカル・ギターを務めるロックバンド「きのこ帝国」(活動休止中)の楽曲「クロノスタシス」が登場したことも話題となっている。

そんな佐藤さんと対談するのは、デビュー小説『明け方の若者たち』が7万部超のヒット、北村匠海さん主演で映画化(2022年全国ロードショー)も決まったカツセマサヒコさんだ。

明け方の若者たち』の中で「きのこ帝国」が出てくることから、いま注目を集める2人の作り手が初対面を果たした――。

(撮影:なかむらしんたろう)

「まっさらな状態で東京に来た」

カツセ:明け方の若者たち』で、「きのこ帝国」のバンド名を出させていただきました。主人公の「僕」が別れた彼女への未練から脱却しようとするときに聴いていたのが、きのこ帝国の「東京」という設定にしていたんです。佐藤さんは上京されて東京で活動を始めたと思うんですけど、活動拠点は東京のどのあたりでしたか?

佐藤:当時のレーベル(UKプロジェクト)が下北沢(以下、下北)にあって、友達も下北に住む人が多くて、だいたい下北で飲んでます。あとは「渋谷屋根裏」というライブハウスにも出ていたので、渋谷にもよく行きました。

 

カツセ:いつ頃、上京されたんですか?

佐藤:高校2年生になるタイミングで岩手から上京しました。だから、もう人生の半分くらいは東京に住んでいることになります。

カツセ:東京にもいろいろな場所があると思うんですけど、上京当時、よく通った場所ってありますか?

佐藤:私は東京に本当に疎くて……当時は渋谷と(学校がある)都立大くらいしかわからなかったです。バンドを始めてから、ようやく下北に足を踏み入れたんですが、カルチャーの聖地(?)だと知らなかったので、逆に何もとらわれなかったです。

カツセ:自然と下北に足を運ぶようになったんですね。

佐藤:はい。古着屋がやけに多いなあと思ったり、地元の友達からハイラインレコーズがあった場所だよとか教えてもらったり、後付けでいろんなことを知っていきました。まっさらな状態で東京に来たという感じです。

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