文在寅の“大誤算”が再び…! 政権タイムリミットで「迷走」が止まらない文政権の末路

文在寅の「側近」

鄭義溶長官は、文在寅政権の最初の国家安保室長で、「親北左傾化」と「対日強硬姿勢」の動きを示してきたとも評される人物だ。 1946年4月14日、ソウルで生まれ、ソウル大学外交学科を卒業して外務考試に合格、政界入りするまで約30年間、外交官として活躍した。

外交通商部通商交渉調整官、駐イスラエル大使、駐ジュネーブ大使、国際労働機関理事会議長などを歴任。政権与党・共に民主党の前身であるヨルリン·ウリ党の比例代表議員を務めた後、 2017年、文在寅候補陣営に迎え入れられ、大統領府に入城した。外交諮問団国民アグレマン団長を務め、文政府の外交政策を総括した。また、文在寅大統領当選後、外交安保のタスクフォースの団長を務めた。

鄭長官が文政権発足から今年1月まで務めていた「国家安保室長」は、大統領府の将官級政務職だ。朴槿恵政権下に新設された役職で、軍将校予備役出身が長官を務めてきた。文政権が非軍人出身の安保室長を任命して、注目を集めた役職である。

新外交部長官の鄭義溶 photo/gettyimages
 

そんな国家安保室長は、大統領が主宰する国家安全保障会議(NSC)常任委員会委員長を兼任する。NSCは大統領直属の外交・安保分野における最高会議である。NSC緊急常任委員会は関係省庁長官会議とともに、北朝鮮のミサイル発射実験など北の軍事挑発の度に開かれるのが通例だ。

しかし、19年から翌年まで相次いだ北朝鮮のミサイル発射や軍事挑発で「NSC会議」が開かれることはなく、鄭長官が大統領の職務を代行しているという批判が相次いだ。「北朝鮮と開かれた対話を続ける」というスタンスの文在寅大統領は、NSC会議を主宰すれば北朝鮮との対話を再開する局面で負担になると判断し、相次ぐ北朝鮮の軍事挑発に背を向ける“屈従的な姿”を見せた。

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