「飽きっぽい」は「好奇心旺盛」

例えば、『特定非営利活動法人しごとのみらい』理事長で、米国NLP協会認定NLPトレーナーでもある竹内義晴さんは、こんなリフレーミング例を紹介している。

■口下手 → 聞き上手
■飽きっぽい → 好奇心旺盛
■意志が弱い → 柔軟性がある
■計画性がない → 臨機応変
■暗い → 落ち着いている
■こだわる → 信念が強い
■太り気味 → 貫禄がある

(引用元:リフレーミング―大切な人を励ます言葉の作り方/特定非営利活動法人しごとのみらい) 

竹内さんは「物事には、視点を変えると何かしら前向きな面が必ずある」と話している。

長所は短所にもなる。ひとつのことに夢中になったら他のことが耳に入らない子は、「人の話を聞かない」と言えるかもしれない。そのように180度視点を変えると、短所も長所になる Photo by iStock
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「消えてほしかった」息子を捉え直した先に

冒頭の女性にもその後、リフレーミングの話を伝えると「やってみます」と返事が来た。それから女性は、息子さんのあれこれをすべてリフレーミングしてみたという。メールにはこう書かれてあった。

■サークルに入らない→群れずに自分を持っている。自分のすべきことを探している(のだろうと思う)
■バイトしない→お小遣いをあげていたからバイトする理由がない。二十歳になったら小遣いナシにした
■思いっきり遊べる大学生なのに夫より帰宅が早い→家がくつろげて安心できる場所だと(思おう)
■ソファーに寝そべってスマホいじりかゲーム→大学ですごく頑張ってるので充電中(と思いたい)
■大学で友達ができない→変な仲間とつるむよりマシ

そのように考えたら、楽になったそうだ。同時に、母である女性の否定的な発言が減ると、息子さんに笑顔が増えたという。

私自身、あのまま否定してばかりいたら、息子の自己肯定感をつぶしてばかりで、酷い顛末を迎えたのではないか。想像するだけでゾッとする。

そう言えば、ぺこぱのネタを見た後は気持ちが穏やかになることに気づく。
ぜひお試しあれ。

島沢優子さん連載「子育てアップデート~子どもをのばす親の条件」今までの連載はこちら