報道ステーションPR動画のキャプチャ画像

報ステのCM炎上、「批判する人は“読解力”が足りない」と言う人に伝えたいこと

ポストフェミニズムという問題

「悪意」はないのかもしれないが…

3月22日にYouTubeとTwitterで公開された報道ステーションのCMが、女性差別的であると批判された。

詳細な内容については後で検討するが、もっとも問題となったのは、若い女性に「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」と言わせた点である。

この表現によって報道ステーションが「「ジェンダー平等」なんて必要ないのだ」と反フェミニズム的なスローガンを主張したかったわけではない——ということなど、このCMを視聴した人たちは十分に理解している。

視聴した人々は正しく、この女性の台詞からCMのメッセージを読み取った。それは、「わざわざスローガンに掲げる必要がないくらい、「ジェンダー平等」を政治目標に掲げることは、すでに当たり前になってるよね!(だから私は安心して、お肌の手入れに専念できる)」ということだ。

 

今回のCMの作り手たちに勘違いしてほしくないのは、「ジェンダー平等」というワードを組み込んだせいで、このCMが批判されたわけではないということだ。

そうではなく、若い女の子に、「ジェンダー平等」を政治目標に掲げるのが「当たり前になってほしい」と言わせるのではなく、「(すでに)当たり前になってるよね」という前提の台詞を語らせたことに、視聴した人々の怒りと批判の声が殺到したのである。

なぜなら、私たちの生きるこの社会で「ジェンダー平等」はいまだ達成されていないと、多くの女性たちが考え、日々、不平等な世界を生きているからだ。

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