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コロナ対策バブルに浮かれるな、リーマンショックはまだ終わってない

米欧中は新たな借金積上げで隠しただけ

リーマンショックは本当に終わったのか?

中国・武漢発のウイルスによる世界的パンデミックは、2年目に突入した。この問題については、3月4日の記事「コロナ亡国--過剰対策が日本の若者の未来を閉ざす」、1月7日の記事、「現代の『恐怖の大王』は新型コロナの顔をしてやって来るか」などで述べたように、特に日本において「騒ぎすぎ」だと思うが、欧米をはじめとする世界の国々が大きなダメージを受けたのも否定できない事実だ。

また、昨年4月14日の記事「コロナ危機で、じつは日本が『世界で一人勝ち』する時代がきそうなワケ」で述べた考えには変わりが無いし、世界の国々も日本よりは時間がかかるであろうが、いずれ回復するはずである。

つまり、「今回のパンデミックは乗り越えられる」と確信しているわけだ。

しかし、実はそれ以上に懸念していることがある。「リーマンショックは本当に終わったのか?」ということである。

2008年リーマンショックの時も世界中に激震が走ったが、「今頃何を言っているの?」と思う読者も多いだろう。

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しかし、私の知る限り「リーマンショックが本当に終わった」と言えるだけの「明確な証拠」はまだない。このことが意味するのは

1.五月雨式に問題が解決したので、「ここだ」と言えるポイントは無いが、すでに問題は解決している
2.各国の金融当局が問題を先送りにしただけで、実際には問題は解決していない

のどちらかだと推定される。

1の可能性も捨てきれないが、本当にあれだけの「金融危機」が「自然消滅」したのかという疑問は残る。

もし2であれば、事は重大だ。リーマンショックの負の遺産の上に、「経済対策による財政赤字」という屋上屋が積み重ねられたことになる。

パンデミックによる実体経済への影響も無視できないが、それ以上に私が恐れているのは、3月13日の記事「最強通貨・ドル、じつは間もなく『紙くず』になるかもしれないワケ…!」で述べたような、「世界的金融システムが維持できなくなる事態」=「金融危機」である。

 

この「激震」に関しては、まさに地震のように、「いつどこでどのように」起こるのかを予想することは困難だが、世界の金融システムに「マグマ」が溜まっていることは明らかだから、「防災」に心を砕くべきだと考える。

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