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SNSはなぜ「人間関係」を壊しがちなのか?ブッダに学ぶ「相手も、自分も傷つけない」知恵

「いいね!がもっと欲しい」「あの人の投稿がリア充でうらやましい」……、現代の私たちの生きづらさを生む1つの要因「SNS」。SNSには仏教で言う「三毒」を刺激する仕掛けがあるのだという。

浄土真宗の僧侶として活動するかたわら、マンガ家として作品も発表している、異色の「お坊さんマンガ家」光澤裕顕氏が、SNSが人の心をむしばむカラクリを、仏教の教えも引きつつ、解説する。

光澤氏の著書『生きるのがつらいときに読む ブッダの言葉』(SBクリエイティブ)収録の解説マンガも特別公開。

悪口は発言した本人の心も傷つける

実は、SNSは仏教の世界にも変化をもたらしました。

日本の仏教界は、これまで宗派を超える交流が少なかったのですが、SNSの普及で垣根を越えた交流が盛んになったのです。

また、ツイッターでお寺の掲示板や仏教マンガが話題になるなど、SNSは一般の人たちに仏教を身近に感じてもらうことに一役買っています。

このように上手に活用すればいいのですが、SNSには人の「負」の側面を引き出す特徴があるのも、また事実。使い方を誤れば、人の理性を失わせてしまう強力な魔力があるのです。

ちょうど、マンガに登場した花子さんがそうだったように……。

誹謗中傷コメントなどは、その典型的な例でしょう。

SNSは実名を出さずにコメントを書き込めることから、過激な批判がエスカレートして、止まらなくなってしまいます。その結果、批判の総体が相手を自死にまで追い込むほどの強い力に発展します。

 

ブッダは、こんなふうに言っています。

人が生まれたときには、実に口の中には斧が生じている。愚者は悪口を言って、その斧によって自分を斬り割くのである。『スッタニパータ』657

誰かに悪口を言う者は、相手を傷つけるのと同時に自分自身を傷つけているのだ。
これがブッダのメッセージです。

自分自身を傷つけないための第一歩は、あなた自身が悪口を言わないこと。これに尽きるのです。

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