フリーアナウンサー、VERYモデルとして活躍する青木裕子さんは、6歳と5歳の2人の男の子を育てています。子育ての正解ってある? 教育ママじゃダメ? 子どもにとって“本当にいいこと”って? などなど…子育てをする上で、青木さんが日々感じているアレコレを、「子どもの教育」をテーマにしつつ、率直に語っていただく連載。

今回は、青木さんが「当たり前」と思っていたことが、子どもにとってはそうではない…という気づきから感じたことを綴っていただきました。

 実は不毛な「なんで分からないの?」という問い

「もっと尾てい骨を下に向ける感じで! お腹を平らに!」
「肩が浮いちゃってますよー。右を下げてください、これがまっすぐです」

ピラティスに通い始めてもう1年以上がたつのだけれど、ものぐさとコロナの影響で間があいてしまうこともあり、上達したとは言い難い状況が続いている。先生も、何度言っても伝わらないなあと思ってるんだろうなあ。さっき言ったのになんで直せないんだろうと、内心イライラしているのじゃないかしら、申し訳ない。

でも、分からないものは分からないのだ。一生懸命やっている、つもり。話もちゃんと聞いている、つもり。だけど、根っからの運動音痴で、スポーツ経験ゼロの私にとって、体を部分でわけて動かすということがものすごく難しい。

なんて考えて、ふと子供たちのことが頭をよぎる。

子どもたちと鮎の炉端焼きをパクリ。写真提供/青木裕子
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子供と接していると、「なんでこんなことが分からないんだろう」と思うことが多々あるのだけれど、そもそも‟なんで”という問いが不毛なのだろう。分からないから分からない、のだ。

38年も生きてきて、その間一応ずっと使ってきた体のことが分からないのに、5年やそこらしか生きていない彼らに分からないことがあるなんて、考えてみれば至極当然のこと。

理解してはいるのだけれど、何度教えても分からないと、やっぱり「なんで?」って思ってしまう私はまだまだ未熟なのだろう。