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日本の感染者数はドイツの1/10以下…! 大騒ぎするレベルではない

厳しくするのは水際だけで十分では?

アストラゼネカ問題再び

3月30日、突然、アストラゼネカのワクチン接種は60歳以上の人にだけ推奨というニュースが流れた。若い人は受けない方が良いということだ。

アストラゼネカは、イギリスとスェーデンが共同開発したワクチンだが、ドイツでは、接種が始まった後すぐに、65歳以上の人の接種は控えるようにという指示が出て、最初の混乱が起こった。理由は、高齢者についての治験が不十分であるからということだった。

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しかし、しばらくしたら、それが解消されたとかで、全員に接種してOKということになった。ところが、3月半ばになって、また突然、160万回接種したうちの8人に珍しい脳血栓の症状が出たということで、即、接種ストップ。数日後には、脳血栓の危険よりも、接種を中止してしまう危険の方がよほど大きいとして再びゴーサイン。

これだけでも、人々を躊躇させるには十分だったが、なんと、その2週間後の今、今度は、血栓症が31例に増えたということで、再び接種が制限された。しかも今回は、以前とまったく反対で、接種を制限されたのは60歳未満の人で、60歳以上はOKだという。なぜなら、血栓の患者31人は20歳から63歳で、つまり、老人には出ていないからだそうだ。

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アストラゼネカのワクチンは、すでに220万人が1度目の接種を受けており、血栓症の出たのはそのうちの31人。その中の9人が死亡。なお、31人のうち29人は女性だそうだ。

ただ、その人たちにどのような既往症があったかとか、老人に症状が出ないというが、そもそも、アストラゼネカの接種を受けていた老人がどれだけいたのかなどは公表されていない。

なお、本来なら、一般人の接種は老人から順番にやっているので、若い人で接種が済んでいるのは、医師、看護・介護の従事者など医療関係者だ。つまり、女性の患者が多いのは、単にそのせいではないかと思われる。

 

とはいえ、これでは混乱しない方がおかしく、国民がワクチンに持っていた信頼や希望が、みるみるうちに萎んでしまった。特に、すでにアストラゼネカを一回受けている人は、2回目はどうするのかと困惑しているが、まだ医療機関の返答はない。違う種類のワクチンとチャンポンにするのは、何だか怖い……。

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