2021年度の小学校入試で、いわゆる難関校といわれる早慶合格者を100名以上出し、今注目を浴びている『スイング幼児教室』。受験をしない家庭でも参考になる「小学校受験から学べる子育ての極意」を代表の矢野先生に綴っていただく連載です。

今回は、家庭で養いたい「相手のことを考える力」と、志願者数が桁違いに多いといわれている慶應幼稚舎で過去に出題された課題についてですーー

食事の時に、子どもに伝えるといいこと

私たち大人は、子どもが喧嘩したときに「相手はどう思ったかな」と問いかけます。しかし喧嘩をした時は、それぞれの言い分があり、折り合いがつかなかったから喧嘩になるのであり、なかなか相手の気持ちに寄り添うことが難しいものです。

意見の違いや立場の違いが明確になったときに、急に「他者の立場に立つ」のではなく、日常の中で相手の気持ちを考えることができると良いですね。

例えば、食事です。食事には子どもを思う親の気持ちが溢れていると思います。独身時代には「肉が好きだから肉を食べる」「作るのが面倒だから食事は外食で済ませる」ということも多かったか人もいるのではないでしょうか。しかし、子どもと食事をとるときには、自分が食べたいものや自分の時間の都合ではなく、子どもの健康や成長を考えて料理を作っていると思います。

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「肉だけだと野菜が足りないからサラダもつけよう」「シラスはカルシウムがあるから、ごはんにシラスをかけよう」など、栄養バランスに気をつけるようになったのは、自分のためではなく、子どものため、ですよね。それがまさに相手を思いやる気持ちです。