(出所)いらすとや
# 戦略

ワンピース、ポケモン…「いらすとや」が次々と「大人気コラボ」を実現できるワケ

無料でたくさん素材を使ってもらい、認知度とブランドを高め、フリー素材という市場で不動の地位を獲得した「いらすとや」。その戦略は黎明期にモデムを無償で配布して成長したソフトバンクグループを彷彿とさせる。
そんな「いらすとや」は以前の記事で指摘したように、やはり「ユニコーン企業並み」のポテンシャルがあると、1級FP技能士の古田拓也氏は言う。大企業とのコラボも続々決まる「いらすとや」のポテンシャルに迫る。

いらすとやが「フリー素材」の代名詞に?

今年2月末に10周年を迎えると同時に毎日更新を停止した「いらすとや」だが、その勢いは止まるところを知らない。4月1日10時からは、ポケモンセンターオンラインで「いらすとや」のコラボグッズの取り扱いが始まる予定だ(実店舗では4月3日から)。

ポケットモンスターソード・シールドに登場するトレーナーやポケモンがあの独特なテイストでグッズ化されるという大型の企業コラボがスタートする。

ポケモン公式ツイッターより

思い返せば、1月の「ワンピースコラボ」や3月の「いらすとやドーナツ」(イクミママ)など、「いらすとや」と企業のコラボが続々と実施されている。本来は無料で提供されているはずの「いらすとや」のイラストに、なぜ名だたる大企業は大金が動くコラボを依頼するようになったのだろうか。

 

そんな「いらすとや」だが、実は筆者は2年ほど前に「いらすとやにはユニコーン企業並みのポテンシャルがある」という主旨の記事を執筆したことがある。執筆した2019年当時も大きな注目を集めた「いらすとや」であるが、今ではそこからさらに注目度を高めている。それを証明するデータが、Googleの検索ボリュームの推移だ。

Googleにおける検索トランザクションデータを公表する「GoogleTrends」には、驚くべき事実が示されている。今から5年前の2016年当時は、「いらすとや」というキーワードの検索ボリュームは「フリー素材」というキーワードの4分の1程度しかなかった。しかし、足元では「フリー素材」という検索キーワードよりも検索ボリュームが上回る場面が見られてきたことがわかる。

本来であればフリー素材という大分類の中にある「いらすとや」であったはずが、今や「いらすとや」がフリー素材の“代名詞”と化しつつあるといっても過言では無い状況となっているのだ。

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