報ステCM炎上…同じ過ちを繰り返す「メディアの偉い人」の首根っこをつかんで伝えたいこと

アルテイシア プロフィール

CMが批判されたのは、意図が伝わらなかったからじゃない。むしろ制作側の認識、「こいつバカだから俺が教えてやんよ」的な上から目線が伝わったから炎上したのだ。

なにより、差別解消を目指すべき報道機関が、差別解消を目指す人を嘲笑する。その石を投げる役を若い女性にやらせる。

「若い子は差別なんて気にしてないし、騒いでるのはフェミのババアでしょ? あんなのになりたくないし、化粧水つけよっと(キャピ)」と対立の構図を煽っているのが、幾重にもクソすぎる。

報ステはまずこんな役をやらせた役者さんに謝れ、あと化粧水にも謝れ。

 

「ジェンダー平等は時代遅れ」とかよう言うたな

しかしテンプレ謝罪文から判断するに、彼らは問題の本質をまるでわかってないだろう。わかってないからこんなCMが世に出てしまったのだ。

日本がジェンダーギャップ指数121位に輝くのは、女性の政治家や女性の管理職が極端に少ないからだ。つまり、意思決定する場に女性がほとんどいない。

テレビ局やメディアの女性社員や女性役員の少なさは問題視されているが、テレビ朝日も女性の役員は1人しかいない。

それで「ジェンダー平等は時代遅れ」とかよう言うたなと感心するが、だから感覚のズレに気づかないまま、この手の炎上が繰り返されるのだ。

たとえば、もし仮に内閣のメンバーも政治家も企業の役員も、おばさんとおばあさんばっかりだったとして、そんな絵面を想像すれば、今の状況が偏りすぎだと気づくだろう。

現状がおかしいと気づかないのは、感覚が麻痺しているからだ。オギャーと生まれた瞬間から男尊女卑に浸かっているため、差別があることに気づけない。

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