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ドゥテルテ長女vs.パッキャオ…!? 比大統領選有力候補の顔ぶれ

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ドゥテルテ大統領は出馬できない

2022年5月に行われるフィリピンの次期大統領選挙において、現職ドゥテルテ大統領の長女で現在南部ミンダナオ島のダバオ市長を務めるサラ・ドゥテルテ氏が最有力候補であることが、最近実施された世論調査で明らかになった。

フィリピンでは憲法の規定で「大統領は任期1期6年で再選禁止」とされているため、ドゥテルテ大統領は次回大統領選に出馬することができない。このため、法的に可能な副大統領候補としての立候補を模索する動きも表面化するなど「ドゥテルテ一族」の存在感が高まっていると、地元メディアは伝えている。

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世論調査でサラさんに次いで人気があったのがグレース・ポー上院議員で、次いでフェルディナンド・マルコス・ジュニア(愛称ボンボン・マルコス)前上院議員とマニー・パッキャオ上院議員の名前が挙がっている。

ボンボン・マルコス氏は言わずと知れたマルコス元大統領の長男で、2016年の大統領選に副大統領候補として立候補するも落選、開票の不正を訴えていたが先ごろ裁判所がこの訴えを却下して落選が最終確定した経緯がある。

パッキャオ上院議員は、ご存じの通り6階級制覇の記録を持つ世界的なプロボクサーで、フィリピンの国民的英雄として根強い人気を誇っている。

世論調査ではこのほかにも、マニラのイスコ・モレノ市長や野党でドゥテルテ大統領の政策に批判的なマリア・レオノラ・ロブレド副大統領などの名前も挙がっている。ロブレド副大統領の擁立を目指した反ドゥテルテ連合結成の動きも伝わるなど、大統領選に向けた水面下の動きが活発化している。

 

このように、次期大統領選は現職のドゥテルテ大統領一族とマルコス元大統領一族による「大統領を輩出した一族対決」を軸にしながら、国民的英雄や反ドゥテルテの現職副大統領、有力上院議員などが挑戦するという構図となる可能性が、現段階では高くなっている。

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