埼玉の郊外に3600万で4LDK戸建てを買った36歳男性、10年後に「大後悔」したワケ

後藤 一仁 プロフィール

購入時は、住宅取得のために貯めていた頭金360万円と諸費用分252万円の合わせて612万円を自己資金で支払い、残りの3240万円は住宅ローンを利用、月々のローン返済は11万6698円とのことだった。

会社のオフィスは大手町とのことだが、ご主人の出身地が埼玉県であったことから、埼玉県に馴染みがあり、両親は今も埼玉県にいることからその場所を選んだという。

佐藤さんは、購入にあたって、ファイナンシャルプランナーに相談に行ったり、住宅ローンの得な組み方や、不動産の買い方について書籍を読んだりして勉強した結論として、その時にその一戸建てを買うことがベストな選択と思っていたとのこと。

〔PHOTO〕iStock
 

自宅で仕事をすることが多いため、駅からの距離はあまり気にせず、それより自分たち家族が自宅で過ごすための快適さに重きを置いていて、自宅は「LDKも18帖以上あり、書斎やウッドデッキ、グルニエ(小屋裏収納)もあって、車も2台駐車できるので、とても満足していました」。

ところが、現在、売却想定額を査定してみると、高く見ても売却可能額は1800万円くらいだというのである。住宅ローンの残債はまだ2580万円以上あるので、負債が売却想定額をかなりオーバーしていることになる。

自宅を賃貸に出す場合の賃料も調べてみたが、ローン支払額を下回っている。

その場所は駅から遠く、生産年齢人口が減少していることから、今まで近くにあった小学校が他の小学校と併合されて、かなり遠くなってしまい、商業施設もどんどん撤退している。生活の利便性が悪くなっていて、そもそも借り手がいるかどうかが心配された。

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