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埼玉の郊外に3600万で4LDK戸建てを買った36歳男性、10年後に「大後悔」したワケ

「郊外への引っ越し」相談が激増

コロナ禍のなか、地方や郊外への引っ越しに関心を持ったり、実際にそれを検討する人が増えていると言われてきた。「在宅で仕事をするには今の住宅では狭すぎる、通勤の必要がないのなら、住居費が高く狭い都心の住宅に住む必要はないので、地方や郊外の広い家に住みたい」というわけだ。

実際、私のもとにも、昨年の緊急事態宣言明けくらいから、地方・郊外への移住関連の相談や取材の依頼が多数寄せられた。しかし私に「地方・郊外への移住についての相談」をして来られた多くの人たちのなかで、実際に地方・郊外の物件を購入して移住された方は一人もいなかった。

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理由は大まかに次の3点だ。

・「リモートワークとは言っても会社に完全に行かなくてよいというわけではなく、週に数回は会社や顧客、取引先などのところへ行かなくてはいけないことも多い。その移動時に電車の乗車時間が長くなると感染のリスクが高まるし、週に数回とはいえ、通勤時間が長くなるのはNG。やっぱり自宅は勤務先まで近いほうがいいとあらためて思った」

・「コロナについては、完全には消滅しないとしても、収束に向かっていけば、いずれ人々の話題から消え去る時が来るということも考えられる。やはり、今この瞬間だけで判断して、地方や郊外の物件に長い期間の住宅ローンを組んで購入し、移住するということには踏み切れない」

・「地方の自然や住居費の安さ、新鮮な地の食材が安く買えることなどは魅力的だが、今まで長い間都会(東京)で生活してきたので、移住者である私たちが、移住先の生活スタイルやその地域特有の人間関係に溶け込むことができるかどうかが不安。それに子どもの教育環境を考えた場合、検討していた地域の小学校は児童数が少なくて物件からも遠く、進学のことなどを考えたら心配になった。医師不足が深刻であるとも聞いた」 

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