「冷蔵庫はからっぽ…」「今、助けて」 コロナで追い詰められる困窮子育て家庭の「悲痛な声」

早急な「現金給付」の実現を
渡辺 由美子 プロフィール

「文房具」も買えない国…日本

食事すらままならない環境の中、当然ながら子どもの学習にも大きな影響が出ています。私たちは休校期間中の2020年5月、そして年末の12月に文房具を送りました。子どもたちからたくさんの感謝のはがきが届いていますが、それを見るとかえって悲しくなるのです。

「定規が壊れていたけど買えなかったので、定規がもらえて嬉しいです」

「筆箱がボロボロだったので、新しく筆箱がきて嬉しいです」


「キャンパスノートが一番ありがたいと思っています。休校中も課題は出され続けるためノートの消費は激しいからです」

塾代や参考書の購入という話ではないのです。ノートや定規、消しゴムや筆箱など、最低限必要な文房具も買えない、そのような家庭がたくさんあるのです。

 

「死んでしまおうか」、当事者の“SOS”

私たちは、2020年10月にコロナ災害で苦境に陥る日本全国の子育て世帯に登録してもらい、支援を行う「ファミリーサポート」という事業を開始しました。登録された困窮子育て世帯(2020年12月8日時点で1233名)の状況は大変厳しいものでした。

約半数が、世帯年収200万円未満、300万円未満を加えると8割を超えます。56%が非正規雇用で正社員は2割しかいません。貯蓄も10万円未満が4割で、働きたくても働けず、収入が減ればすぐに生活に行き詰まります。

その結果、直近1年間で、必要な食料が買えなかった方が37%、家賃・電気・ガスなど生活に必要なインフラの支払いができなかった方が30%、学校関係の引き落としができなかった方も27%です。切実な声も多く届きました。

「光熱費、携帯代、学校関係のお金、全てがきちんと払えず、クレジットカードも利用停止になりました」

「ひと月丸々あった収入がない時もあれば減額もあり、支払いが滞り、首が回らない状況になり、どうしたら良いのかわからず死んでしまおうかと思ったほどでした」
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