カップメッセージに黒板イラスト…スタバに「手書き文化」が根付く納得の理由

あの独特の絵は「GAHAKU」が担当

1600店を超えたスタバの店舗数

スタバにある手書きの黒板イラスト。見覚えのある人も多いだろう(提供=スターバックス コーヒー ジャパン/高橋GAHAKUの作品)

3月22日、新型コロナウイルスの影響で首都圏に発令されていた緊急事態宣言が解除された。引き続き警戒が必要だが、少し外出したくなる気分だ。陽気も春めいてきた。

ところで、国内のカフェ・喫茶チェーンで最も店舗数が多いのはどこか、ご存じだろうか。

「スターバックス」や「ドトール」が頭に浮かんだかもしれない。

ここで最新の数字と10年以上前の数字を紹介しよう。

■国内2大カフェチェーンの店舗数 (2020-21年)
1位:スターバックス コーヒー 1628店(2020年12月末時)
2位:ドトールコーヒーショップ 1081店(2021年2月末時)
■国内2大カフェチェーンの店舗数 (2008-09年)
1位:ドトールコーヒーショップ 1138店(2008年8月末時)
2位:スターバックス コーヒー 841店(2009年2月末時)

現在の1位はスターバックス。一方で10年以上前はドトールが首位だった。12年前に比べてスタバが倍増したのに対して、ドトールは少し減った。

2大カフェチェーンである両社は訴求の仕方も違う。手前味噌だが、かつて拙著『日本カフェ興亡記』(日本経済新聞出版社。2009年刊)では、1章のタイトルに「手軽さのドトールVS楽しさのスタバ」とつけた。十数年後の現在も、この見立ては変わらない。

距離感の近い接客や店内演出など、スターバックスのフレンドリーな部分が顧客に支持された結果、店舗も拡大したと思う。あの独特の雰囲気を好む読者もいるはずだ。

今回は、そのスターバックスの「楽しさ」の実例を紹介したい。

 
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