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なぜアメリカ企業には「我慢しながら働く人」がいないのか?日本企業との決定的な違い

終身雇用制度が崩壊し、欧米型の雇用に近づきつつある日本。そんな日本に「最先端のキャリア・働き方の情報」を届けるのが自分のミッションだと語るのは、著書『転職2.0』を上梓したリンクトイン日本代表の村上臣氏だ。これから迎えるであろう激動の時代を、日本のビジネスパーソンはどう生き抜けばよいのか? キャリアのオピニオンリーダーとして活躍する同氏が語った。

日本の職場を蝕む2つのストレス

日本の職場において多くの人がストレスを感じているものは、大きく次の2つに集約されます。

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一つは直属の上司、もしくはチームメイト。要するに、今働いている職場の人間関係がうまくいっていないということです。

特に、そりが合わない上司のもとで働くのは苦痛です。リクナビNEXTが転職経験者に調査した「退職理由の本音ランキング」によると、1位にランクされたのは「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)」。3位「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)」とともに、人間関係に対する不満が根強いことがうかがえます。

・部下の話を聞こうとしない

・仕事に関する指示や命令が不明瞭

・評価の在り方やコミュニケーションの取り方が不公平

・根本的に性格が合わない

などなど、不満を感じる上司の下で働き続けるのは大きなストレスです。職場には、上司が一人替わるだけでハッピーになれる人がたくさん存在します。

例えば、雇用の流動性が高いアメリカの場合、上司と反りが合わない社員は、すぐに会社を辞めるか、もしくは上司からクビにされるので、そもそも社員が不満を感じる余地がありません。

 

一方で日本の場合は解雇規制が厳しいため、上司からすれば、部下を簡単に解雇することはできません。逆に部下のほうも会社側が解雇できないのがわかっているので、反りが合わない上司のもとでは、徹底的に仕事の手を抜いて抵抗することがあります。

そうやってお互いに我慢の耐久レースを続けているケースが珍しくないのです。

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