東京に戻ることも選択肢のひとつに

——今後はずっと長野に住み続けたいと思っていますか?

子どもたちが中学や高校に上がるまでは今の場所でこの仕事を続けていたいと思っています。でも、私たち夫婦がおばあちゃん、おじいちゃんになったらどうでしょうか。どこに行くにも車が必須のこのエリアに住んで、自分たちが高齢になったらどうするのかなとも思ったりします。それに、絶対この地に暮らすと決めてしまうのではなく、例えば、長男が大学に入学するタイミングで東京に戻るなんてことも視野に入れています。東京は利便性が高く、夫婦2人であれば生活もしやすいので。かたや、それまでの生活を考えると、子どもの学校の学区内で、より良い物件があったら購入することも考えています。

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今住んでいる家の近くに夫が古着と焼き菓子のお店「Petrichor(ペトリコール)」を出したのですが、コロナ禍になって特に、他のお店の方と「一緒に頑張っていこう!」という結束力が強くなり、住みやすさや心地よさをさらに感じているので、今のところ、ここを離れることは考えていません。

平日はお客さんの入りがあまりよくない日もあるので、どうやって運営していくかを話し合ったり、助成金の情報を共有したり、いろいろ助けていただいていて。近隣でお店をやられている方のほとんどが移住者なので、話も合うんです。お店を始めるときも、新規事業を始めると補助金が出るとか、店舗に空き家を使うと補助金が出るとか、情報をシェアいただいたり、商工会を紹介してもらったり、本当によくしていただきました。

写真提供/八木下泉