子犬の要求を満たすためには?

ここからはより具体的に子犬の要求を満たすポイントを書き出してみたい。

■知育トイやおもちゃを使う
フードをあげるのに知育トイを使ったり、ロープなどのおもちゃで遊んだりするのもいいだろう。犬にとって「噛む」「なめる」というのは心を落ち着かせるために行う大切な行動だ。そこで、コングなど舐めてもいいものや、ロープなど噛んでもいいものを与えてあげると良いだろう。

病院で用意している知育トイ。こういったおもちゃをたくさん用意してあげよう。飽きたら次と言う形で遊んであげることが大事。写真・片川優子

甘噛みだから、と手を噛ませていると、「手は噛んでもいいもの」と思うようになるので、そもそも手は噛ませないような工夫が必要だ。もし人の手を噛んでしまったら遊ぶのをやめ、ロープを噛んで遊ぶようならたくさん遊んであげる、ということを繰り返していくと犬も理解してロープを噛むようになる。手をひらひらさせて噛ませて遊ぶのもやめた方が良い。子犬のうちはそれで噛まれてもまだ良いが、成犬が本気で噛み始めたら大怪我する場合もある。どうしても手で遊びたいのなら、パペットなどの手にはめて遊ぶぬいぐるみを使うと良いだろう。

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子犬のうちは20個くらいおもちゃを用意して、毎日違うおもちゃで遊んでほしい。同じおもちゃしかないと飽きてしまい遊ばなくなるのを見て、「うちの犬はおもちゃが好きじゃないんだ」と思う方もいるが、飽きているだけかもしれない。特に子犬の頃は次々違うおもちゃで遊ぶのがおすすめだ。

遊び終わったら、おもちゃは必ず回収。おもちゃの誤飲は危険なので注意しよう。photo/iStock

また、おもちゃは放置せず、遊び終わったら回収するのが望ましい。次の日また別のおもちゃで遊べば犬も新鮮な気持ちになるし、破壊する犬の場合は壊れたおもちゃを誤食するリスクを避けられる。

とはいえ犬は破壊するのも大好きだ。犬は変化を好むので、「噛んでいるうちに中身が出てきた」などの変化を楽しいと感じる。食べる危険がないなら、お菓子の空き箱や紙袋など、壊されてもいいものをあげるのも欲求不満の解消につながるので、すべてダメと止めてしまわないことも大切だ。