Photo by iStock

親の死後「保険証書」が見つからず保険金がパー…悲劇を避けるために知っておくべきこと

遠く離れて住む親との突然の別れ。親が保険に入っていたか否かもわからない。そんなとき、子としてできることはなにか。発売中の『週刊現代』が特集する。

年間20億円が未払い

〈生命保険料、1万3500円〉

東京都在住の富田健一さん(67歳・仮名)は、2年半前に亡くなった母の遺した家計簿をめくっていて、こんな文言を発見した。

鹿児島県の実家で一人暮らしをしていた母は、特に持病もなかったが、冷え込んだ冬に心臓発作で亡くなった。

「母は遺言書を残していませんでしたが、空き家となった実家の土地と建物以外、大した遺産もなく、相続に困ることはありませんでした。

生前に実家を訪ねても面と向かっておカネの話をすることはなかったので、母が保険に入っていたことすら知らなかったのです」

 

調べてみると、生命保険には請求期限がある。保険法上のリミットは没後3年。保険会社の多くは約款で3年以内(かんぽ生命の場合は5年以内)と定めている。

これを過ぎると、保険会社に支払い義務はなくなる。残された時間は約6ヵ月。富田さんは、あわてて空き家となった実家をくまなく調べた。

簞笥、押し入れの奥、屋根裏……。だが、どこを探しても肝心の保険証書が見つからない。

「どこの会社に加入していたのかを調べる方法もわからない。墓参りのついでに実家の様子を見に行くのも半年に一度がせいぜいで、保険証書を見つけられないまま、死後3年が過ぎた。結局、あきらめてしまいました」(富田さん)

編集部からのお知らせ!

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/