2021.05.15
# 鉄道

美しすぎるモスクワの地下鉄…世界を魅了する「地下宮殿」をご存じか?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

世界を魅了する「地下宮殿」

1935年の今日(5月15日)、壮麗な建築様式から“地下宮殿”とも呼ばれる「モスクワ地下鉄」が開業しました。

赤の広場の聖ワシリー聖堂や、大統領官邸が置かれるクレムリンなどで知られるモスクワは、極寒の地にそびえ立つ華美なロシアの大都市です。市内に点在する長い地下階段を降りると、東京地下鉄(東京メトロ)の約2倍の総延長距離を誇る約400km以上の地下鉄網が広がっています。

モスクワ地下鉄の特徴は駅の装飾にあり、その絢爛さは地上建築にも引けを取らないほどです。駅の様式はそれぞれ異なっており、天井からシャンデリアが吊り下がる豪華な駅もあれば、共産主義の歴史を外観できる博物館のような駅もあります。

中でもコムソモーリスカヤ(Komsomolskaya)駅は黄色を主体とした壁面とシャンデリアが特徴で、まるで地下宮殿の中を列車が走っているような印象を受けます。

Komsomolskaya駅 Photo by iStock
Komsomolskaya駅のシャンデリア Photo by iStock

最大で地下84mの深さに位置するモスクワ地下鉄の駅は、敵国からの爆撃を防ぐシェルターとしての役割もあり、第二次世界大戦では多くの市民がドイツ軍の猛攻撃を耐え抜きました。

ちなみに、世界で一番深いところにある地下鉄駅はウクライナの首都・キエフにあるアルセナーリナ駅で、なんと地下105.5mに位置します。

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