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習近平の強気の源、コロナ制圧の国家体制「データ共産主義」の不気味

民主主義より優れているのか?

中国がコロナを制圧できたのは、国家権力が強いために都市封鎖が可能だったからだが、それだけではない。データで国民を管理する「データ共産主義」が重要な役割を果たした。

これは、「芝麻信用」という信用スコアリングを発達させたものだ。このような国民監視システムがないと、コロナには対処できないのだろうか? 

「国家理念」という基本問題をめぐって米中が対立

3月18日から19日にかけて行なわれたアメリカと中国の外交トップによる協議で、両国が衝突した。

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アメリカが問題視したのは、香港や新疆ウイグルにおける人権侵害問題などの、個別の問題だけではない。もっと広範に、中国の国家システムの理念を問題とした。とりわけ、ハイテクを駆使した国民監視の仕組みが構築されつつあることだ。

米中対立の対象は、トランプ政権時代の経済や関税という問題から、国家理念の問題に移ってきた。

 

私が注目したいのは、「中国が新型コロナウィルスの制圧に世界でいち早く成功したのは、中国の国家システムのためである」と中国側が豪語したことだ。

中国は、コロナでの体験を通じて、自国のシステムに対する自信を深めつつある。

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