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広瀬すず&櫻井翔主演ドラマ「ネメシス」が“前代未聞の挑戦”であるワケ

4月11日(日)より広瀬すず、櫻井翔主演で放送される日本テレビ系新ドラマ「ネメシス」(入江悠監督・脚本)。広瀬演じる天才すぎる助手×櫻井演じるお人好しな探偵というキャラの立った登場人物の組み合わせがキャッチーな作品だが、謎解き部分は本格的だ。

というのも、このドラマには、講談社タイガ編集部と『屍人館の殺人』の今村昌弘、『今からあなたを脅迫します』の藤石波矢、『眼球堂の殺人』の周木律ら気鋭のミステリ作家が脚本協力として参加しているからだ。さらにはその作家陣6人が書き下ろす小説版『ネメシス』も3月から続々と刊行されている。

こんなふうにミステリドラマに出版社と人気ミステリ作家が複数参加した企画はおそらく日本初ではないかと思われる。

日テレ×講談社による、ドラマと小説が連動したこのプロジェクトに講談社サイドから関わったのは、これまでに相沢沙呼『小説の神様』、野﨑まど『バビロン』などの話題作を担当してきた河北壮平(前・講談社タイガ編集長。21年2月から「小説現代」編集長)。

河北氏が「明るい探偵ものとして魅力的なキャラクターが観たい人もミステリファンも、幅広く楽しめる作品になっています」と太鼓判を押すネメシスプロジェクトの魅力とねらいについて訊いた。

 

「ネメシス」プロジェクトとは何か

――企画成立の経緯は?

河北 入江悠監督と日本テレビのプロデューサーの北島直明さんに「新時代の『探偵物語』を作りたい!」という想いがあり、それが今回のネメシスプロジェクトのスタートですね。

そして、1年以上前に北島さんから「かつてない面白いドラマを作るために、講談社の編集者とミステリ作家の力を借りたい」と打診がありました。

詳しくは「小説現代」4月号に掲載された北島さんのインタビューを読んでいただければありがたいですが、北島さんは「おもしろいミステリ作品の映像にはほとんど原作がある」とおっしゃるんです。

なぜか。もちろんテレビや映画で活躍している脚本家さんも物語をつくる力はある。けれどもミステリ作家のように四六時中ロジックやトリックを考えているわけではない。「だからこそ、そういう特殊技能を持った作家、複数人といっしょにオリジナルドラマを作りたい」というオーダーでした。

北島さんは「連ドラは毎話次に何が起こるかわからないのが楽しみのひとつ」とおっしゃっていました。

そして、ミステリ作家がそれぞれ持つ「密室トリックを考案するのが好き」「物理トリックに一家言」「アリバイトリックが得意」といった才能を活かして、毎回万華鏡のように絵が変わるミステリドラマを作りたい、と。

また複数の作家と協調して物語を作るために編集者のパートナーを探していたため、講談社タイガとして協力することになりました。

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