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# 老後資金 # 投資

銀行マンに勧められた株や投資信託で、人生最後に「大失敗」するケースが増加中

銀行と証券会社に騙されない

気づいたら老後資金が半分に

「年金が振り込まれるのは2月、4月と偶数月ですよね。毎月分配金が出る投信に入れば、奇数月にもおカネが入ってきて安心できますよ」

現役時代から付き合いがあった馴染みの銀行マンの言葉を、信じた自分がバカだった。こう嘆くのは都内在住の島内孝雄さん(70歳・仮名)だ。

「勧められるがまま、老後資金1000万円を毎月分配型の投資信託につぎ込みました。これで2ヵ月に一度、8万円が入ってくる。年金だけでは心細かったので、大変ありがたいと思ったのですが……」

島内さんは重要なことを理解していなかった。てっきり運用がうまくいって、分配金が出ていると思い込んでいたのだ。

だが、現実は残酷だ。運用益がゼロでも、元本を取り崩して分配金が支払われていたのである。

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「その結果、1000万円は5年で500万円まで減ってしまったのです。毎月おカネが振り込まれているとはいえ、これじゃあ自分で自分にお小遣いをあげているのと同じじゃないですか」

65歳を過ぎて仕事をやめ、老後資金をなんとか増やしたい。退職金と睨めっこしながら、銀行や証券会社の窓口に駆け込んでしまう人は多い。

しかし残念ながら、投資のイロハも分からない客は「いいカモ」にされるだけなのだ。売りつけられる商品のなかでもとりわけ悪質なのが、毎月分配型投信である。

「投信を買う場合、年間の手数料が0・5%を超えないのが基本です。しかし分配型投信では購入時に3%と、運用管理費用が年に1・5%などと、法外な手数料を取られてしまう」(経済評論家・山崎元氏)

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