2021.03.26
# 学校・教育

新社会人なら絶対読んでおきたい!「説得力のある」文章を書くための作法

考える、書く、伝える 生きぬくための科学的思考法(6)

又吉直樹さんの教養バラエティ「又吉直樹のヘウレーカ!」でおなじみ大阪大学の名物教授・仲野徹先生が「プレゼン」や「文章」を見違えるほど伸ばす技術を伝授します。
社会に出たら企画書でもプレゼンでも、基本は文章です。文章にまとめることで考えもまとまるでしょう。何をどう書けばいいのか、これから2回に分けて紹介するのは最も大事なノウハウです。
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ここでは引き続きこのゼミの肝であるノウハウについて述べていきます。「論文の書き方」は、形式だけでなく、人を納得させる文章を書く際の基本のようなものです。なので、将来どのような方面に進もうが、絶対に役に立ちます。

 

文章で「題名」はある意味いちばん大事

1.題名 まずは目を引くことが肝心

最初は「題名」です。ある意味、これがいちばん大事かもしれません。だって、題名が魅力的でなければ中味まで読み進めてもらえないのですから。かといって誇大広告になってはいけません。こんなタイトル羊頭狗肉やんかと、読んだ人をガッカリさせるのは最悪です。それから、ダラダラと長いのもいただけません。

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したがって、簡潔、正確、魅力的、この三拍子がそろった題名にする必要があります。ただ、あまり短いとわかりにくいこともあるので、サブタイトルをつけて補うこともあります。私は、多くの場合そうしています。

ほとんどの人は、題名を見てその論文を読むかどうかを決めます。ごく大ざっぱに、科学論文の場合、題名を見てその論文を読もうと思う人はおよそ1割と言われています。そして最初に読むのは要約、アブストラクトです。そこまで読んだ人のうち本文まで読み進める人は、さらにその1割くらいとされています。なので、要約も題名と同じく魅力的に書く必要があります

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