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今日はアイスクリームの日! 日本人が初めて「あいすくりん」に出会ったのはいつ?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

日本人とアイスクリームの「出会い」

今日、5月9日は「アイスクリームの日」に指定されています。この記念日は、東京アイスクリーム協会によって1964年に制定されたもので、5月の連休が明け気温が上がり始めるこの時期にアイスクリームをPRする狙いがありました。当時は、都内の病院などの施設にアイスクリームを無償で配布していたそうです。

日本人がアイスクリームと初めて出会ったのは幕末の頃。日米修好通商条約の批准書をアメリカ政府に手渡すため1860年に太平洋を航海した船「咸臨丸」の乗組員に振る舞われたのが始まりとされています。

ある乗組員は「あいすくりん」について、「味は至ってあまく口中に入るとたちまち解けて誠に美味なり」と、初体験の美味しさに目を丸くしたといいます。乗組員であった勝海舟や福沢諭吉も、舌鼓を打ったのかもしれません。

明治時代を迎えた1869年(明治2年)、横浜の馬車道通りで町田房蔵という商人が、日本初となる国産アイスクリームを売り出しました。卵黄と牛乳、砂糖を混ぜて氷と塩で冷やすシンプルな味わいで、シャリシャリした食感だったそうです。

じつはアイスクリームは家庭でも簡単に作れることをご存じでしょうか? 作り方はいたって簡単。牛乳、砂糖にバニラエッセンスなどを混ぜ合わせた「アイスクリームの素」を冷やして固めるだけです。

ここで問題となるが、どうやって「アイスクリームの素」を急激に冷やすのかということですが、科学を利用したうまいやり方があります。それは、氷水に塩を加えるというもの。「塩」を加えることで「凝固点降下」という現象が起こり、通常は0℃程度の氷水の温度が-15℃程度まで下がるのです。

アイスクリームを作る際にはぜひそこで起こっている科学現象にも注目してみてください。

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