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これは「米中新冷戦」だ…罵り合いの外交トップ会談に隠されていた「真の狙い」

一触即発の状態にある

互いに罵り合う事態に

案の定、3月18日夜(米国東部時間)に米アラスカ州アンカレジで行われた米中外交トップ会談は、改めて「米中新冷戦」の厳しい現実を確認する場となった。

日韓歴訪(3月15~18日)の帰途にアンカレジに立ち寄ったアントニー・ブリンケン国務長官と首都ワシントンから駆けつけて合流したジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、同地のホテルで中国外交トップの楊潔篪共産党政治局員と王毅・国務委員兼外相と会談した。

本稿執筆時点(3月19日午前)で同会談の詳細は不明であるが、ワシントンの情報源からの第一報によると、会談が始まる前からブリンケン、楊潔篪両氏は険悪なムードで冒頭頭撮りが音声無しのテレビカメラだけと勘違いしたのか、双方共にかなり汚い言葉で相手を罵り合っていたという。

ントニー・ブリンケン国務長官 photo by gettyimages
 

先ず噛ましたのは中国の不当・不法な経済制度について言及したブリンケン氏だった。ところが楊氏は中国内の問題に干渉することに断固抗議するとした上で、こう続けたというのだ。貴方は直ぐ人権を持ち出して独裁国家だと言うが、米国内でもBlack Lives Matter(黒人の命は大切だ)運動が起こるなど問題を沢山抱えているではないかと。これに怒り心頭に発したブリンケン氏は対立モードを全開にして香港、新彊ウイグル自治区における人権侵害を声高に指摘するといった塩梅だった。

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