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泥沼のミャンマー情勢…「再クーデター」という究極の決着はあり得るか

国軍記念日の軍事パレードに注目

終着点に向けた究極のシナリオ

2月1日、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相率いる民主政権を武力で打倒し、実権を掌握したミャンマー国軍はその後、反対を訴える国民の声を完全に無視して、実弾発砲による殺害という強圧的かつ非人道的な対応を現在も続け、さらに強化しようとしている。

中心都市ヤンゴン周辺のラインタヤ、ミャウダゴンなど複数地区には戒厳令が発令され、軍が行政・司法の全権を掌握して「反軍、反クーデター」の市民デモへの弾圧は、軍の言う「最小限度の武力で秩序安定」などとは乖離した「非人道的対応」「虐殺」となっている。

このため、国民の間からは、「国軍はもはやテロリスト集団になり果てた」と厳しく糾弾されている。

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ミャンマーの目を覆うような現状に対し、国連をはじめとする国際社会は「非武装市民への武器使用による殺害行為」を強く非難し、一部の国は経済政策で圧力をかけようとしているが、その効果はほとんど出ていないのが実情といえる。

「国軍との太いパイプによる独自外交」を唱える日本政府にしても、実際にやっていることは、ミャンマー国民にしてみれば「無為無策」の「八方美人外交」の域を出ていないといえるだろう。

こうした状況下、今後一体どういう展開が予想され、事態収拾あるいは改善に向けて考えられるシナリオはどんなものか、現地の最新状況とヤンゴンなどに残って命がけの発信を続ける関係者の情報などを勘案して大胆に予想してみた。「終着点に向けた究極のシナリオ」である。

 

カギは3月27日に迫るミャンマー国軍記念日であり、当日予定される軍事パレードにあるとの見方がでている。

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