〔PHOTO〕gettyimages

日本のマスコミが報じなかった、日米“2+2”会合「重要発言」の内容

ミャンマー、日米同盟、マグニツキー法

ミャンマー情勢が悲惨な状態になっている。

「治安部隊」の弾圧による犠牲者は200人以上という。数千人が拘束されているとも言われる。通信手段も制限されている中で何とか伝わってきている情報だ。実際の惨状はもっとひどいと想像するのが、自然だろう。

正直に告白して、私自身は、ここまでの民衆の抵抗運動の継続は、予測していなかった。わずかな期間であったが、民主主義の実験が人々(特に「ジェネレーションZ」と呼ばれる若者層)に与えた希望の大きさと、その喪失の衝撃の大きさを、痛感する。

以前の苛烈な軍政と比較すれば、ここ数年の民主化は目を見張るものだった。しかし、薄氷の試みでもあった。実際の権力が軍から離れたことはなかった。

〔PHOTO〕gettyimages
 

ミャンマー軍(タトマドゥ)は、40万人の巨大な軍隊だが、その力の源泉は、むしろ軍系列の企業によって経済的利潤も蓄積していることだ。特に軍司令官であるミン・アウン・フラインとその家族は、かなりの資産を蓄えているとされる。アジア型の軍産複合体の独裁体制である。

その強力な軍産機構に、ミャンマー国民が素手で立ち向かい、銃で撃ち抜かれて次々と倒れていく様子は、胸を打つ驚くべき光景である。恐らくミン・アウン・フライン司令官も、ここまでの民衆の抵抗は予想していなかったのではないか。

編集部からのお知らせ!

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/