次に多かった質問は

初期の質問「ALSってどんな病気?」の答えが私のブログなどで大量に埋まると、次に多くなった質問は「なんでALSに罹患したのですか?」でした。私も本当にこの疑問はずっと追い続けています。

「何が原因で津久井教生はALSに罹患したのであろう」に関しては、主治医の先生も言及することはしません。様々なタイプの患者さんがいて「これだ!」という確信の持てるものがほとんどないからです。遺伝性のタイプがあるらしく、現在はそのタイプの研究が中心に行われているようです。私のように親族にALS患者が見当たらないというか一切いないタイプは「孤発性」と言われて、原因については色々な憶測や推測がなされているだけです。

2019年2月に行った舞台。津久井さんは舞台一番前の中央にいる。この舞台でも津久井さんはかけまわっていた。その翌月突然転んだことが、罹患に気づいた一歩だった。原因はわからない 写真提供/津久井教生
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罹患した原因は特定できませんでしたが、ALSに罹患していることを突き止めてくれた主治医の先生をはじめとして、検査入院時の医療チームの皆さんには感謝しています。病名が分かるという事は「症状はつかんでいる」という事です。病名の確定は患者にとっては大切なことです。

私の事を良く知っている人は、あれだけ運動もこなして、良く喋り、良く歌い、良く笑って泣いて感情や表情が豊かで、ALSになる要因なんかないように見えると思います。「なんで俺が」とも確かに思えなくもないですが、逆に言えばこんな感じでもあったのです。夢中になると睡眠時間を削って平均1日4時間くらいしか寝ない事はざらで、毎日お酒を飲んで休肝日はほぼなくて、食事も朝はコーヒーだけとかで、スタジオで軽食のお昼ごはんを仕事をしながら食べて、そうでないときは濃い味をドカ食いする生活。

だいたい私の年齢でこういう生活を続けていれば、何らかの病気になってもおかしくないと思います。原因はきっとあるのだと思います。