# 銀行 # アメリカ

「通帳がない」アメリカ、じつは日本の「銀行」とこんなに違っていた…!

オンライン化で誰も銀行にいかなくなる?
安部 かすみ プロフィール

リアル銀行から遠のくZ世代

さて現代のアメリカでは、先で述べたようにネットバンキングが主流になりつつある。日本でも増えたが、銀行の中にはリアル店舗を持たないネット銀行も多い。

特にミレニアル世代やZ世代で「リアル銀行離れ」が叫ばれている。デジタルネイティブであり、テクノロジーの進化と共に成長した若い世代は、営業時間内にわざわざ銀行に足を運ぶより、いつでもどこでも必要な際に、モバイルフォンで一連の作業(モバイルバンキングやネットバンキング)を済ませる方を選ぶ。

「これまで銀行というのは何もしなくても利用客が来るところだったが、今後は銀行が顧客に対して、積極的にアプローチをしなければならない時代」と、キャピタルワン銀行の行員は、以前の取材で語った。


アメリカではオンラインバンクが進んでいるため、新型コロナ前より銀行に立ち寄る人は減っていたが、パンデミックによりさらに激減した(筆者撮影)

非営利研究所「Bank Administration Institute」による2018年の調査では、ミレニアル世代の51%は、より優れたアプリを持つ銀行を選んでいるという。

これはどういうことかというと、銀行選びの基準として、上の世代は信頼を測る物差しとなるネームバリューや家や職場からの近さなどで選んでいたが、若い世代は実店舗よりもアプリの使い勝手が銀行選びの基準となっているということだ。

また別の調査(2017年)でも、若い世代の75%近くが全米展開している地域密着型の大手銀行や金融機関よりGoogle、Apple、PayPal、SquareなどIT企業による金融サービスにより期待していると答えた。

資産運用の面でも、銀行に大金を預けたところで利子もそれほど高くないため、銀行に預けるより株式投資などほかの方法をとる人も多い。

 

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