アメリカ「シティバンク」のATM(筆者撮影)
# アメリカ # 銀行

「通帳がない」アメリカ、じつは日本の「銀行」とこんなに違っていた…!

オンライン化で誰も銀行にいかなくなる?

通帳がなくても全く困らない

ペーパーレスが叫ばれている現代においても、日本の銀行ではまだ紙の通帳が主流だが、アメリカの銀行にはそもそも通帳自体が存在しない*、というのはご存知だろうか。

調べたところアメリカだけではなく、イギリス、フランス、カナダなど欧米諸国も同様に通帳というものは存在しない。

*編注:厳密には、ごく一部の銀行で「顧客のオプション」としてかろうじて存在しているが、セキュリティの関係上、通帳を使った銀行サービスは決して主流ではない。

一方で韓国やタイなどアジア諸国では、日本同様に通帳は今でも使われているようだ。それぞれの現地在住者に聞いてみたら、シンガポールでは「通帳はリクエストすれば貰えるもので、使っているのはお年寄りくらい」だという。

電子マネー大国・中国では、意外と「まだ浸透している」という。「ネットバンキングもあるが、通帳はまだみんな維持している。紛失でもしたら、おそらく中年以上の人はパニックを起こすだろう」ということだ。

G7の中で通帳を使っているのは日本くらいだが、視点をアジアに移すと、日本同様に「通帳=大切なもの」という共通した価値観がまだ存在しているようだ。

おそらく日本の皆さんの疑問は「通帳がなくて困らないか」ということだと察するが、答えは「まったく困らない」。

ニューヨークにある「シティバンク」のATM(筆者撮影)

アメリカで銀行口座を開設すると、発行されるのは「バンキングカード」と呼ばれるもの。それを銀行のATMに入れると入出金はもちろん、送金や残高の確認もできるし、それをプリントアウトしたりメールで送ることもできる。

また近年はオンラインバンキングが主流になっているので、送金や振込、クレジットカードの支払いなどはすべてインターネット上で事足りてしまう。どうしても紙面で数字を確認したい人は、オンラインバンキングの情報をプリントアウトすればよい。

筆者は以前、1年前の「入出金、送金情報」が記録として、書面で必要になったことがあった。この時はネット上で確認できなかったため、銀行の窓口で1年前まで遡り、印刷してもらったことがある。

しかしそのようなケースは稀であり、わざわざ銀行窓口まで出向き、プリントアウトしてもらう人はほとんどいないだろう。

 

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