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今日は「植物園の日」!今でも営業を続ける日本最古の植物園をご存じですか?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

植物園の役割とは?

今日、5月4日はみどりの日ですが、これにちなんで「植物園の日」にも指定されています。植物は私たちの日々の生活に潤いを与えてくれますが、「植物園」の役目は人々を癒すことだけではありません。

単に市民の憩いの場所となることの他に、植物園の役割は主に3つあると言われています。「多様な植物の収集」「植物知識の普及・公開」そして「植物学の研究・教育」です。しかし、日本のほとんどの植物園では規模の問題から、3つの要素を兼ね備えることがなかなかできません。

そんな中、日本最古の植物園である小石川植物園(正式には東京大学大学院理学系研究科附属植物園)は、100年以上前から上記3つの役割を果たしてきました。小石川植物園はもともと、護国寺の近くに作られた薬草園で、1684年に現在の文京区・小石川に場所が移されました。

明治維新後は東京大学の管理のもと、その施設を一般人向けに公開するようになりました。当時珍しい西洋の植物が多く育てられていたこともあり、小石川植物園は観光名所として人気だったそうです。

小石川植物園には、江戸時代に市民向けの診療所であった小石川養生所(山本周五郎の『赤ひげ診療譚』の舞台です)の跡地や日本庭園など、300年以上の歴史を今に伝える施設があります。

植物自体も有名で、平瀬作五郎(ひらせ・さくごろう、1856-1925)が「精子」を発見した樹齢300年のイチョウがあるほか、オーストリアのメンデルが実際に遺伝学の実験に使ったブドウの木が分株・移植されています。

小石川植物園 Photo by John S Lander/LightRocket via Getty Images

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