# 仕事 # 新型コロナウイルス

世の中は「クソどうでもいい仕事」で溢れている…コロナ禍で気づいてしまった人たち

誰にも必要とされない、 やる意味がない
週刊現代 プロフィール

こんな負の連鎖に苦しむのは、民間企業の社員だけではない。公的機関、役所なども同様に酷い。

ある中央省庁に勤務するキャリア官僚の伊藤達夫さん(仮名・20代)が、霞が関での「無意味な仕事」について憤る。

コロナ禍で、霞が関も変わらなければいけないはずなのに、『現状維持の美学』が強すぎて、何も変わらないのが官庁です。民間では、これを機にデジタル化やペーパーレス化が進んでいますよね。でも役所はそうじゃない」

伊藤さんが、そのあまりの無駄と無意味さに悩む業務のひとつが、予算委員会など国会対応時の答弁書作成プロセスだ。

答弁書を完成させるためには、担当から係長→課長→局長→官房総務課、場合によっては財務省、首相答弁がある際には官邸のチェックを受けなければなりません。

チェックが終わった答弁書は紙で印刷して大臣周辺や政務官などに配りますが、最後は国会の内閣総務官室に届けてチェックを受けることになる。それを若手職員が、深夜2時とか3時に自転車を走らせ、霞が関と永田町を往復して調整するのです」

背景には、国会には紙の答弁書しか持ち込めないという規則の存在がある。途中で間違いや修正があれば、最初からまた刷り直し。何度も自転車で走り回ることになる。

Photo by iStock
 

これらの作業は、国民のためでも何でもありません。単に、役所内のメンツや各級官僚の保身、責任回避のために維持されているだけの業務です。

しかし、これらの無駄について、無駄だと指摘して動いた上司は異動になりました。政府や厚労省はコロナで国民に行動変容を求めていますが、もっとも変容したくないのが官僚組織なんです」

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