# 新型コロナウイルス # 仕事

世の中は「クソどうでもいい仕事」で溢れている…コロナ禍で気づいてしまった人たち

誰にも必要とされない、 やる意味がない
週刊現代 プロフィール

薄々感じてはいましたが、コロナ禍の中、自分は不要な存在だったと自信を失ってしまいました」

そう語るのは、東京外国語大学を卒業し、米国への留学経験もある英語講師の岡島陽子さん(仮名・30代)だ。

「私は英会話スクールから企業に派遣され、海外駐在予定者に英語を教えていたのですが、受講者の方にそもそもやる気がなく、『これは無駄かな』と感じていました。レッスンに来る人は会社から言われて渋々来ているだけで、学習意欲が低く、英会話なんてほとんど身につかないんです」

それでも、企業を担当すると講師としての収入が上がるため、岡島さんはレッスンを続けた。しかし―。

コロナ禍ですべてが一変しました。業績悪化で企業側が英会話研修などやっている余裕がなくなり、講師の需要が消滅したのです。クライアント企業は工場ごと東南アジアに移転するそうですが、英語がしゃべれなくてもレッスンはもう必要ない、と。

自分は仕事がなくなり収入は半減です。『不要不急の仕事』ってこういうことなんだ、と哀しくなりました

Photo by GettyImages
 

どうでもいい高給取り

たとえ高収入でも、その仕事に何の意味も自分の存在意義も感じられなければ、それは「クソどうでもいい仕事」となる。

大手生命保険会社に勤める鳥羽涼介さん(仮名・40代)は、「自分が本当に無用な存在だと分かって、笑うしかない」と言いつつこう語る。

「私の肩書は『営業担当』ですが、営業なんてまったくしません。業務は担当地域の代理店のマネジメントをすること。契約を取ってくるのは代理店の方々ですから、私はその人たちから、『この保険の説明をお願いします』とか『資料をください』とかいった問い合わせに応じるだけの仕事です」

創意工夫や努力をするでもなく、ただ単に管理をするだけ。そもそも当初から仕事に意義は感じていなかったという。

関連記事

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/