ちぎれた5本の指を縫い合わせる…「オペ看」が見た「医師」のスゴい生態

「オペ看」という大切な仕事
人間 まお プロフィール

顕微鏡を見ながら、ピンセットを使って縫うので、手元は大きく見えてはいるのですが、もちろん、ちょっと針を刺す場所がズレてもうまくいきません。尋常じゃない手技だと思います。

――そういうときに、オペ看のみなさんはどういうことに気をつけるのでしょうか。

やはりメインの仕事となる器械出し(メスやセッシ〔ピンセット〕などの「器械」を準備し、医師にわたす仕事)には気を使いますね。とくに、切断指の縫合や心臓外科など、とりわけ細かい作業の多い手術は大変です。

じつは、先生一人一人の「好み」みたいなものがあって、使う器械が全然違うんです。みなさん、「僕は細めが好き」「こういう角度のセッシが好き」みたいな感じで。なかには、特注のメスを持っている先生もいたりします。そうした好みをきちんと覚えてスムーズに器械出しするのは難しい仕事でした。

 

怒られることもあります

――医師の先生に怒られるようなこともあるんでしょうか…?

はい、ありますね。やはり細かい作業でイライラしている先生も多いので、器械出しなんかがうまくいかないと、怒鳴られることもあります。私ではないですが、ものを投げられた経験がある同僚もいます。ほかにも、手術室に「オーダーしていた輸血が準備できました」といった放送が流れることもあるんですが、それに「うるさい!」って反応したり。放送はどうしようもないですよね(笑)。

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