「ウォシュレット」を使うべきか、使わざるべきか? 専門医たちが大バトル…!

いったいどちらが正しいのか

果たしてウォシュレットは、肛門を守っているのか、害をなすのか。前号で大反響を呼んだニッポンの大問題を、4人の医師が専門知識をもとに徹底討論。温水洗浄便座に対する、あなたの常識が覆る。

大腸菌がべっとり?

荻野満春(反対派・産婦人科医) 私は温水洗浄便座の使用に関し、反対します。肛門に温水を噴射することは、デメリットしかないので。

佐々木みのり(反対派・肛門科医) 私も温水洗浄便座の使用に関しては反対の立場です。2年ほど前までは、短時間かつ弱い水圧での使用は容認していたのですが、肛門科医として診療を重ねるにしたがい、患者さんには全面的に使用を禁止するよう指導しています。

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―本誌前号に掲載した記事「ウォシュレットが海外で使われない理由」には大きな反響がありました。そこで今回は4人の専門医の皆さんに集まっていただき、ウォシュレット使用の是非について議論していただきます。

なお「ウォシュレット」はTOTOの登録商標ですが、一般的な呼び名としても定着しているため、記事中で象徴的に温水洗浄便座を「ウォシュレット」と表記する場合があります。

「賛成派」のお二人は、「使うべきでない」という指摘をどう考えますか。

海老根真由美(賛成派・産婦人科医) 医療従事者が何度も手を洗うから肌が荒れてしまうのと同じ理屈で、過度に使用している人たちが健康被害を受けている例はあると思いますが……。

 

武田元信(賛成派・肛門科医) 上の世代から聞く限り、温水洗浄便座の普及率が低かった時代に比べ、お尻の不調を訴える人は減っているというのが肛門科医の認識です。躍起になって温水洗浄便座の使用を非難する必要はないと思います。

―衛生面に関し疑問があるという声が一般の人からも聞かれます。

海老根 タンクやノズルの衛生面について不安があるという考えは理解できないこともありません。実際に調べたという方はいるのでしょうか。

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