2021.04.24
# 地震

琉球を史上最大規模の津波が襲来…「八重山地震」発生から今日で250年

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

琉球史上最大の津波

1771年の今日(4月24日)、八重山列島近海を震源とする八重山地震が起こりました。

沖縄といえば地震の少ないイメージを抱きがちですが、体感できないほど小規模な地震を含めると、実は1年に7000回以上も地震が起こっています。1771年4月24日(明和八年3月10日)午前8時ごろに石垣島の近くで起こった地震は、推定マグニチュード7.4と非常に大規模なものでした。

建物や石垣の一部が崩れるなどしたものの、地震の揺れ自体による被害は少ないものでした。しかし、その後に島々を襲った津波による被害の大きさは、想像を絶するものでした。古文書の記録によれば石垣島を襲った津波の高さは28丈2尺(85.4m)だったと記録されています(ただし現在の研究ではこの津波の最大遡上高30m程度だったと推定されています)。

大津波は三度にわたって襲来し、八重山群島や宮古群島を中心に11000人以上の犠牲者が出るなど、琉球史上最悪の被害がもたらされました。

八重山地震の被害の名残は現在まで残っています。石垣島の東海岸などには、八重山地震の津波によって打ち上げられた「津波石」が点在しており、最大のものは重さ数百トンにもなります。今でこそ観光名所として親しまれていますが、これほどの巨石を動かす津波の恐ろしさを実感させられます。

伊良部島の佐和田の浜に見られる津波石 Photo by Paipateroma, CC BY-SA 4.0

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